選択の権利@講演録:進路と『孫子』(34)

 おっと、その前に一つ注意しておきましょう。それは今言ったように、複数の進路先から合格なり採用なりの通知が来なければ、この判断は発生しません。合格や採用を一箇所からしかもらえなければ、そこに行くしかありませんから。ましてやゼロなら言わずもがなです。
 この辺を勘違いしないでくださいね。皆さんはすぐに合格する前・採用される前から、どこが第一志望でどこが第二でここが滑り止めで、と勝手に進路の順位をつけますが、こんなことはあくまで若者の身勝手です。複数の学校や組織から君が認められなければ君に選ぶ権利はありません。いいですか、選ぶ権利がないんです。
 私が講義冒頭から何度も、感情というものを進路選択において否定しているのは、こういうこともあるのです。いくら自分の感情で『あそこが一番ここが二番』と思っていても、それは現実には何の意味もありません。選ぶ権利がなければ、そう、勝たなければ、選択できないのです。そのことはよく覚えて置いてください。
 ちなみに私はこのことを著書『堂々面接回答 ザ・クール・アンサー』(新曜社)自分のブログでも詳しく説明していますので、よかったら読んでみて下さい。
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饗庭 悟 : AEBASATOL

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