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人の心はスグに変わる@講演録:進路と『孫子』(15)

 それにねぇ、人の感情なんてすぐに変わります。ここ最も肝心なところの一つですよ。人の心はすぐに移ろう。人の気持ちなんてちょっとしたきっかけで簡単に変化します。昨日まで大好きだったものが今日になったとたんに大嫌いになったり。今日は大嫌いだったものが明日には大好きになったり。今まで格好良く見えていた人が色褪せて見えてきたり。これまで情けない人に見えていたのが実は素晴らしい人だと分かってきたり。いろんなことを知れば、多くの事実を知れば、人の心はすぐに変わる。いいですか、知っていることが増えれば感情は変わるのです。もちろん、変わらない場合もありますが、それは結果論で、しかも途中までの結果論で、生きている限りは10年間変わらなかった感情も明日には変わる可能性にとらわれているのです。
 良く好きなことを職業にするのは幸せだといいますが、本当にそうでしょうか。確かに、その好きなことを職業にできた瞬間は幸せでしょう。しかし、進路選択には往々にしてあります。こんなはずじゃなかった、と。憧れて入った大学や職場に失望することは誰の身にも起こりえることですし、嫌々ながら取り組んだことが『ここぞ自分の居場所、これぞ自分の天職』と思うようになったなんて話はざらにあります。もちろん、気持ちの変化が何十年も起きないこともあります。
 ですが正直言って、好きなこと「やりたいこと」は、職業にすることにこだわらなければいくらでもできます。というか、するでしょう。「やりたい」という感情、「好悪の感情としての希望」はあくまで趣味に関する心です。その心とは別次元で、自分の進路は選択すべきです。その結果がたまたま、自分の「やりたいこと」、「好悪の感情としての希望」に一致する場合もあり、そうでない場合もあり、ということなのです。
 だから。「やりたい」ことがあるのが幸せかどうかと言うのは、イエス・ノーどちらの答えであろうとも、それは趣味の領域、プライベートな領域なのです。進路選択においては「やりたい」ことがあるよりも、「できる」ことのある方が幸せなのです。
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饗庭 悟 : AEBASATOL

Author:饗庭 悟 : AEBASATOL
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