大学への評価で前向きな姿勢かどうかが分かる@面接官トレーニング

<スクリプト> 

面接官「もう3年を越えてあなたは大学に通っているわけですが、あなたが所属する大学・学部への評価をお願いします。」

応募者「評価、ですか。はい、分かりました。私の学部ではビジネスの最前線で活躍されている方が外部講師として頻繁に教壇に立たれます。現場の生の声を多く聞けることはこの大学の良いところだと思います。残念なところは、実務的な英語の講義がカリキュラムに組み込まれていないところです。」

面接官「なるほど。それで、あなたはこの大学に満足していますか。それともこの大学に入ったことはを後悔していますか。あえてどちらかと言えば、どっちですか。」

応募者「そうですね、どちらかと言えば満足しています。先ほど申し上げましたように、ビジネスの現場の声をたくさん聞けたことがやっぱり大きかったです。おそらく他の大学に行くよりは、そのチャンスは多かったと思いますね。」


<注釈>

 この質問は「与えられた場所でポジティブに生きることができるか」を探る質問です。
 そこがどんな職場であれ学校であれ、欠点や不満、面白くないところはあるものです。その多少は場によって様々なのはもちろんですが、肝心なことは、そのようなネガティブな部分はそれとして、たとえ少なくともポジティブな側面を見出せるか。
 仕事のできる人というのは、どんな状況であれ何か一つでも得られるもの、評価できるものを見出せるものです。
 応募者が自分の通う大学に満足していると言おうが後悔していると言おうが、どちらでも構いません。聞きたいのは大学の、つまりどこを評価しているか。この大学に入ったことを後悔していたとしても、それでも何かを得られることができたかどうか。そこが面接する上でのポイントです。
 残念ながら、日本の多くの大学が高等教育機関としての機能を十分に果たしているとは言えません。その反映として、ほとんどの学生が、たとえ名門大学出身者でも、自分の通う大学に本音では不満をもっています。
 だからこそ、この質問は効果を発揮します(日本の将来を思えば憂慮すべきことですが)。むしろ、本心から大学に満足している様子なら、この質問への回答から応募者の本質には迫れません。しかし、そういう応募者は極めて少数でしょう。
 不満は不満としてポジティブに評価するポイントを挙げられるどうか。特に営業では必要な姿勢でしょうが、自分の思いを優先せず、ダメ出しばかりせず、客観的に見た長所を一つでも見出し評価できるか。応募者のマインドが前向きかどうか、それがこの質問で量られます。


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