海外勤務に役立つ能力・経験がありますか@面接名言

<スクリプト>  

(応募者はAとBの2人)

面接官「もし君たちが弊社に入社いたしますと、海外勤務に就く可能性があります。そこでお尋ねしたいのが、君たちに何か海外勤務に役立つ能力や経験があるかどうかということです。いかがですか。」

応募者B「はい、私には英語力があります。TOEICのスコアは860です。」

面接官「それだけですか。」

応募者B「え、あ、はい。」

面接官「残念ですが少なくとも弊社人事はTOEICのスコアを重視しておりません。知っている人は理解しているのですが、TOEICのスコアは統計学的な算出法で出されたもの、つまり相対評価ですので、受験者の英語力を本当に表しているかどうか疑わしいところがあります。実際、TOEICのスコアは高いのに、海外からの電話に応対できない、問い合わせの英文メールが書けないという人が弊社にも少なからずいました。こう言った後に答えにくいでしょうが、こちらの方はいかがですか。」

応募者A「私はTOEICのスコアは700とそんなに高くはないのですが、英語で少なくともマーケティングのことは簡単な議論が出来るようにはしました。」

面接官「ん、なぜマーケティングなのですか。」

応募者A「はい、私は英語を学ぶより、語る中身を先に学ぶことが大切だと教わりました。私は以前からマーケティングに興味がありましたので、それを学ぶと同時に、それについて英語で語れるよう学びました。何か一つ語るテーマ・ジャンルを決めてから外国語を学んだ方が習得のスピードが速いと聞いていたのは本当で、TOEICなどのペーパーテストは得意といえないのですが、学内の留学生とマーケティングについて討論できるようになったのは割りと早かったです。おかげで留学生との議論を重ねることができ、議論を通じて価値観の違いなど多くのことを学ぶことができました。」


<注釈>

 この面接官の言っていることは真実です。確かに、TOEICのスコアを重視する組織もあるのですが、このスクリプトのように、所詮は「高いスコアを取るための対策がしやすい選択肢つきのテスト」と喝破している組織もありますので注意してください。
 また、この応募者Aの言っていることも真実です。英語の点数を誇るよりも、英語で何が語れるか、それによって何ができるか、それを誇れるようにしたいものです。今から英語を勉強をする人は注意してください。

 なお、この質問に『何もない』と答えざるを得ない人は、そもそもその企業に応募したことが間違っているのです。自分が経験したことと企業が求めそうなこと、そのマッチングを考えたうえで応募してください。

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饗庭 悟 : AEBASATOL

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