皆、エピソードの病に侵されている@「就活ワークショップ」

 過去の行動実績を尋ねる質問として最もポピュラーなものは、エントリーシートでもお馴染み、
『学生時代に頑張ったこと、力を入れて取り組んだことを教えてください』、
これですよね。

 どうも大学生は頑張ったことを聞かれると、勉強以外のことを話したがります。
 その理由は、前日の記事
” 学生時代に最も頑張ったことはコレしかありえない@面接名言 ”
にもあるように『勉強を頑張るのは当たり前のことだから、わざわざアピールすることでもない』と思っているのでしょうか。
 それとも、そもそも学生の「仕事」たる勉強に力を入れていないのか。

 残念ながら、おそらくは後者でしょう。



 勉強に力を入れていないせいか、皆さんは簡単に「エピソードの病」に侵されてしまいます。
 頑張ったことというのは、学業といった日常的で地味な話ではなく、何かもっと派手でドラマティックなエピソードでなければならないと思っている人が多いようです。
(※このことについては記事”エピソードは些細なことで良い、ただし・・・@「就活ワークショップ」”も参照)

 そういうものだと思ってしまうと、『そんなエピソードなんてない』と焦るか、愚にもつかないサークルやアルバイトの自慢話を社会人相手に披露するといったことになってしまいがちです。

 しかしながら、サークル活動などのエピソードは、君の判断・行動原理の「一具体例」です。エピソード自体が主役ではありません
 だからエピソード自体が特別なものでなくとも良いのです。むしろ日常的なもののほうが良いのです(前掲記事参照)。


 そしてやはり、学生時代の実績を歌いたいのなら、それは学生の本分たる学業でしょう。それを言わずにサークルなどでの頑張りを主張するのは、順序としてはおかしい。
 わたくし饗庭は長く大学受験の予備校でも講師をしていましたが、もしその私が、自分の教え子の合格実績を誇らずに、教え子を遠足に連れていって如何に喜ばれたかを誇っていたらおかしいでしょう。まずは自分の仕事の実績を誇るのが先。その上で、おまけとして遠足云々を言うのならいいでしょうけどね。
 サークル・アルバイト・ボランティア、といった俗に言う『面接三大話』、おまけに数ヶ月の短期留学も含めましょう、これらは若者にとって本来はサイド・ストーリーです。日常的に行う「本業」に関するエピソードではがありません。
 一方で、採用面接は組織側が
「日常的に業務を通じて付き合える人間」
「やるべき仕事をきっちり行って、尚且つ期待以上の成果も挙げてくれる人材」

そういう人を探すための活動です。  

 だから、「日常的なこと」「やるべき仕事」、それらについて、どう工夫して行ったことを述べてくれれば良いのです

 これを読んでいる方々は当然のことながら高校や大学に通ったことがあるでしょう。そんなあなたが「日常的なこと」「やるべき仕事」と言ったら勉学しかありません。それが先です。前日のスクリプトの応募者Aのセリフはよく研究してください。その続きのスクリプトのセリフも含めて、私が、世話した若者に対して、最も強く、彼・彼女らの胸に叩き込んだことです。フリーペーパー製作などといった社会人からしたら愚にもつかないエピソードを、言っても構いませんが、それらは後で控えめにアピールしてください。




体育会系は特に有利というわけでもない@「就活ワークショップ」
エピソードは些細なことで良い、ただし・・・@「就活ワークショップ」

☆饗庭の面接本
『堂々面接回答 ザ・クール・アンサー』(新曜社)
全国の紀伊国屋書店・各大学の生協にて絶賛発売中!

(紀伊国屋書店以外の大型書店でも発売中)

「就活ワークショップ」ご案内
プロフィール

饗庭 悟 : AEBASATOL

Author:饗庭 悟 : AEBASATOL
自己紹介

☆お問い合わせは
aebasatol@yahoo.co.jp

カテゴリ