指定校推薦・AO入試と就活@推薦・AO:小論文・面接

 指定校推薦や内部進学、AO入試を経て進学することを予定している、あるいは既にそれら試験に合格して進学が決定している高校生の皆さん、また、それらの試験を経て今は大学生となった皆さんに、この記事を捧げます。

 皆さんには次のことを申し上げたい。すなわち、
指定校推薦・内部推薦・AO入試での進学者は、普通の高校生よりも普通の大学生よりも、勉強しなければならない。

いや、『よりも』という語句では生温い。

『数倍』、一般入試の進学者を意識して彼らの数倍、大学での学問、それ以外の自主勉強(読書)、就労体験、ボランティア、フィールドワーク、とにかくありとあらゆる勉強を一生懸命に実行しなければならない。


 本来は、どの高校生・大学生でも、その本分にしたがって勉学に励まないといけません。しかしながら、指定校推薦・内部推薦・AO入試にて進学する皆さんにこのことを強調するのは、入学後数年でやってくる就職活動をする時期に、次のような事実に取り囲まれるからです。


 在籍する大学生を成績順に並べると、1年生であれ4年生であれ、ランキング下位に指定校推薦・内部推薦・AO入試での進学者がひしめき合うという現象が、人気私大であればあるほど起こり易い事。

 進路指導で、本来その大学に入学できる学力に達していない高校生を意図的に選んで、指定校推薦・内部推薦・AO入試にて大学に送り込んでいる、そういう高校教諭が少なからずいる事。

 元々、指定校推薦・内部推薦・AO入試などの進学者については、外部試験によって計られる学力(つまり高校のテストの成績ではないということ)を入学要件の考慮外にしているので、本来その大学に通う学生にイメージされる実力、それを持っていない若者がどうしても多く集まる傾向にある事。

 そして、それらのことを多くの企業が知っている事。

 成績のみならず、指定校推薦・内部推薦・AO入試による進学者の多くは、『精神的に打たれ弱い』『人としての基本的能力が欠如している』ことを、企業がその採用の実体験から知っているという事。
(参照書籍:櫻田大造 著 『大学入試 担当教員のぶっちゃけ話』中公新書ラクレ P.222 を見よ)

 したがって、就活での面接において応募者が有名私大在籍者なら、採用側は「なんちゃって名門大学生」を見極めるべく、
『どの入試方式で、その大学に入ったの?』
と質問してくる事。

 そして学生が、指定校推薦・内部推薦・AO入試にて入学したことを伝えると、それだけでその学生を1段も2段もレベルの低い学生と採用側は見なす傾向にあるという事。

 そんなものは偏見だと言いたくても、指定校推薦・内部推薦・AO入試での進学者は、一般入試による入学者のように「自分の身分をかけて試練に挑んだ(つまり、浪人するリスクをとった)」わけでなく、したがって、挫折も、一つの壁を乗り越えたという達成感も、そのどちらも経験しなかったというのは厳然たる事実として否定できない事。



 これらの事実を前にしてここで言いたいことは、指定校推薦・内部推薦・AO入試の是非ではありません。指定校推薦・内部推薦・AO入試で入学することが良いこととか悪いこととか、お勧めするとかしないとか、そういうことでもありません。

 指定校推薦・内部推薦・AO入試で進学すれば、世間からそんな風に見られるということ、これが肝心なのです。
 そしてもっと肝心なことは「だったら、それを跳ね返すべく勉学に励めば良い」と考えることです。
 むしろ、指定校推薦・内部推薦・AO入試で入学したことをきっかけとしなって学問に浸れば良いではありませんか。
 未だ高校生なら、残りの高校生活を受験勉強に苦しめられなくて済むのですから、「本来の勉強」を一生懸命に、それこそ一般入試の受験生以上に、実行すればよいのです。
 ましてや大学生なら、本来のあるべき大学生の姿を体現すれば良いのです。受験勉強を免除してもらえたのだからこそ、その分「本来の勉強」をすれば良いのです。

 「本来の勉強」とは、自分が本当に関心のあることを自分が納得するまで掘り下げる勉強、自分の視野の広がるままに関心の領域を広げる勉強、そんな「深く広く」の勉強です。
 それは受験勉強のように、点数を取るのに効果があるかどうか、無駄かどうか、そんなことを考えなくても良い勉強です。
 すべてが無駄にならない勉強です。
 たとえ直接的には自分に何ら役に立たなくとも、自分の血肉になる、自分脳裏や身体に刻み込まれる勉強です。


 指定校推薦・内部推薦・AO入試での進学者だからこそ、そういう勉学の価値を理解してほしいのです。
 そして、実行すべきでしょう。
 そしてそして、就職活動での面接の際に、堂々と言ってください。
『私は、本来するべき勉強に時間を費やすために、指定校推薦(内部推薦・AO入試)での入学を選びました。そしてこの大学生活、誰にも負けないくらい勉強と、それに伴う試練を味わいました。』


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饗庭 悟 : AEBASATOL

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