樟蔭高校 進路(外部進学) 推薦入試

〔 樟蔭高校:外部進学希望者対象 推薦入試分野別面接指導 〕

 樟蔭高校の皆さん、本日はお疲れ様でした。
 今回の講義・実技指導は50分一回完結と非常に短いので、このページにて補足します。

 なお、追加の質問については下記のメールアドレスへお願いします。面接以外にも、小論文やAO入試で課される「グループ・ディスカッション」「プレゼンテーション」、または、学科試験に関する対策や進路選定などの質問も受け付けます。

☆ 追加質問先は aebasatol@yahoo.co.jp またはこちら


    <あなたからの質問、お待ちしております>



☆大学・学部選びのための推薦図書

『 時間と学費をムダにしない大学選び2014 - 最辛大学ガイド 』石渡 嶺司・山内 太地 (著)
~ 大学ガイド本の中で最も辛口で最も信用が置ける著作。



☆講義のまとめ

<1>高校生としての「本業」であなたなりの工夫をアピール。
<2>志望学部に関する学問の「独自学習」をあなたの行動実績に。
<3>勉強以外の活動も含めてあなたのタイプを明確に。




☆志望動機について

志望動機は基本の型として4つの文で構成する。

【1】君の関心と、それに関する行動実績(つまり☆講義のまとめの<2>)
【2】志望大学・学部の特長の中であなたが注目したポイント
【3】上記1.と2.が一致したので『貴学を志望します』と宣言
【4】入学が叶えば取り組んでみたい勉強


 志望動機は書くのであれ口頭でのべるのであれ、スンナリ発表するには以上の4点の整合性が鍵となります。

 その整合性を持たせるためにも、また大学側を「口説く」説得性を持たせるためにも、一番大事なのは行動実績、つまり☆講義のまとめの<2>であることを忘れてはなりません。口だけで行動が伴っていない人は大学側も信用できませんからね。




☆あなたなりの回答を整えておくべき想定質問

 大学によっても違いますが、面接は短ければ10分であなたという人物が判定されるわけですから、あなたがその大学の学生にふさわしい若者であることを能率的・効果的にアピールしないといけません。
 それを考えるうえで、軸となる「あなたの言葉」は本日も問いかけたこの2つの質問に対する返答です。

質問A
倍率が発生する中、他の受験生を差し置いて、「あなた」を合格にすべき理由は何ですか。

質問B
なぜ、大阪樟蔭女子大学(または短期大学)に進学せず、あえて本学を志望するのですか。


 これらの質問をきっかけに、これだけはどうしても大学側にアピールしておきたいということ best 3を、表現も整えて用意しておいてください。
 これは何にでもいえることですが、「生き残る」ことを望むのでしたら、やはり十二分な準備を、時間と労力と思考を惜しまず、行うことが必要となるのです

 それでは以下に質問例を挙げておきます。11問あります。

1『この学部・学科を志望した理由を教えてください。』

2『他校ではなく、なぜ本学を志望したのかを教えてください。』

3『本学のオープンキャンパスには参加されましたか。参加された場合はその感想をお聞かせください。』


 あなたの、この大学への関心度をはかる質問群です。
 もちろんこの2つの質問は質問Bの返答が確定していれば、同じ内容で、少し返事の仕方を変えるだけで対応できます。上記☆志望動機についてもまた見て置いてください。
 とにかく、興味があるというだけでなく、それを証明するための行動実績を理由としたいところです。

 2については、他の大学にない相手大学の長所を探して指摘したいところ。大阪樟蔭女子大だけでなく他の大学のパンフレットも横に並べて研究してください。

 3について。オープンキャンパスに参加している場合は☆志望動機についての【2】と同じく注目したポイントを挙げてください。

大学側が指摘されて喜びそうなポイントはどこか
他の受験生はあまり言わないだろうなというポイントはどこか


この2つの基準で回答を作成してみてください。
 参加していない場合は、『日程の都合で行けなかった。非常に残念だった』とか、『オープンキャンパスを開催している頃はこの大学の魅力にまだ気付いていなかった。とても後悔している』とか、一応の返答は考えられます。
 しかし、オープンキャンパスに参加しなくても、大学の訪問はいつでもできますし、大学によっては事前に電話でアポイントメントさえ取っておけば、いつでも大学を案内してくれます。志望度が高いのなら、そしてまだ一度も行っていないのなら、『オープンキャンパスには残念ながら参加できませんでしたが、わたし個人でこの大学を訪問し、いろいろとお話を伺わせていただきました』と言えるよう、訪問してください。

4『入学後、どんなことに力を入れたいですか。』

5『志望する学部・学科の勉強で特に興味のある事柄は何ですか。』

6『卒業後はどのように活躍したいですか。』


 あなたの未来について質問群です。
 4について。この質問をはじめ、どの質問でもできるだけ具体的に細かく語れるように。目安としては一つの回答に対し、面接官から「具体的には?」と2回突っ込まれても答えられるように。

 5は、大学のパンフレットを熟読して、受けてみたい講義・ゼミを2~3つピックアップしておくと良いでしょう。

 6。本来なら回答として『私にとって肝心なのは「何をしたいか」ではなく、「何が出来るか」です。これから多くのことを学ぶでしょうから、4年後の私は今とは違った意見や能力をもっているでしょう。したがって卒業後は予測不可能です。」と言ってやるべきところです。
 まぁ、それはともかく、この質問には普通になりたい職業を言っても良いし ( ただし志望学部と関係あるもの )、抽象的に答えても良いでしょう。たとえば『今は明確にこうしたいというものはありませんが、とにかく自立した大人になりたいです」など。

7『高校生活の出来事で一番心に残っていること何ですか。』


 あなたの過去に関する質問です。
 講義でも説明できるかもしれませんが、一応再度述べておきます。
 この質問に対して、ただの思い出話を言わないように。「自分はこういうことに喜びや感動を覚えるタイプなんですよ!」ということが示されるようなエピソードを言ってください。
 そして、そのエピソードは何か特別なイベントでなくとも構いません。例えば「毎日、学校の花壇に水をやって花の成長を見続けた」といった日常的なことでもよいのです。
 いずれにせよ、自分の意思で何か課題・目標を決め、それに向かって頑張った、コツコツやった、というような話題をチョイスしてください。この「自分の意思で決めた」というのが肝心です。魅力的な人材とは、それが出来る人だからです。

 この質問は『心に残っていること』になっていますが、もし『頑張ったこと』となっている場合は、勉強のことを一番に言えるようにしてください。他のことを述べるにしても、そこから得た「気付き・学び」、それを大学生活にどう応用するかを述べられるよう、返答を作成してください。

過去の出来事
  ↓
・あなたのタイプ
・あなたの気付きや学び
  ↓
大学生活にどう活かすか


この流れです。

8『あなたの性格の長所と短所を教えてください。』

9『趣味・特技は何ですか』

10『最近、関心をもった出来事は何ですか。それについてのあなたの考えも教えてください。』

11『最近読んだ本と、その感想をお聞かせください。』


 あなた自身に関する質問群です。 
 8。長所は、講義の自己アピールの仕方でも言ったように、2つ以上の単語で表現します。
 短所は能力面と性格面のうち、本来なら「頑張れば克服できる能力的なもの」を言うべきなのですが、この質問のように『性格』について問われたなら講義で紹介した「鉄板ネタ」を使っても良いでしょう。

 9について話題をチョイスする基準を言うなら、『趣味』は「好き・嫌い」の軸で決まるもの、『特技』は「上手い・下手」の軸で決まるもの。下手でも(またはよく知らなくても)好きなら趣味、好きでなくとも上手いのなら特技、となります。いずれにせよ、なければ今から無理やりでも創ることになります。

 10は、志望する学部・学科に関することを述べるのが基本。『最近、関心をもったニュースは何ですか』という質問なら、あなたのお住まいの地域のニュースを取り上げるのも一つの方法です(むろんテレビで見たニュースも可能)。
 そして『あなたの考え』ですが、こういうときは無理に自分だけで考えず、身近な大人と話をしましょう。そこで得た大人の意見を自分の意見として取り入れるのです。これはズルイことではありません。学ぶということは大なり小なり、自分より優れた人の意見を取り入れて真似るという部分はあるのですから。

 11は答えられた方が良いです。なにせ大学という「学問をするところ」にいくのですから。図書館・図書室に足繁く通った方がよろしいのでは。今からでも遅くはありません。読書の習慣を身に付けてください。
 既にその習慣がある人も、挙げる本は慎重にチョイスしてください。先程から述べている「話題のチョイス」は本当に大切です。あくまで「私はこの大学に入ったら、他の人よりもたくさん勉強するよ」ということを示すことができる話題や読書経験にしてください。


 おそらく講義でも述べていると思いますが、以上の事柄であなたに話すネタ、話題が無ければ、繰り返しているように

今から創る

 ことになります。
 今からでも遅くはありません。若者に遅すぎる反省など無いのです。今は9月、まだ時間はあります。たとえ1ヶ月でも1週間でも行動すれば、それは立派な行動実績です。読書も勉強もそうです。やってこなかったことを反省してスグに行動へと移した若者を大学側が評価しないなんてことがあるでしょうか(いや、ない!必ず評価される)。

 だから本日をきっかけに動いてください。既に動いている方も、油断せず、『一生懸命に勉強したことを、どう表現したら大学側に伝わるか』を考え抜いてください。あなたがどんなに真面目な人でも、それを表現することに失敗したら大学側に伝わらないのです。そのことを十分認識してください。
 いずれにせよ、真面目に全力で生きる人間は、大学にも社会にも認められて、「生き残る」ことが出来ます。この受験をきっかけに、そのことを強く意識して、生き残ってください。本日、私の講義を受講してくれた樟蔭高校の皆さんの合格を祈念します。

※合格・入学の際に、もし樟蔭高校の皆さんがこちらへ報告してくれたら有り難いです。そしてもう一度「質問があれば遠慮なくどうぞ」と言っておきます。合格前でも合格後・入学後でも、たぶん何かのお役には立つと思います。







 
プロフィール

饗庭 悟 : AEBASATOL

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