公務員、SPI、そして・・・(1/2)@「就活ワークショップ」(公務員)

<公務員になるのですか?それとも自治体職員になるのですか?>

 公務員志望者は概ね、自分が採用選考を受ける年度の前年、その4月か5月ないし9月から一次試験の勉強を、つまりは筆記試験の勉強を始めます。大学生で言えば3年生の前期の初めか、後期の初めということです。

 今から述べる話は、国家総合職や技術職といった、志望する人がある特定の範囲内に限られる場合を除きます。
 一般的に、勉強を始める際に多くの公務員志望者は文字通り『絶対に公務員になるのだ!』と天に向かって誓います。
 まぁ、最初のうちは仕方がないとも言えるのですが、いや最初のうちだからこそ、そこのところをハッキリさせた方が結果的に有利だと思われますので、来年、公務員採用選考に挑戦しようという人に提案します。

 『そこのところ』とは何か。『絶対に公務員になるのだ!』という誓いです。
 これは民間企業志望者に当てはめるのなら就職活動を始める際に『絶対にサラリーマンになるのだ!』と天に向かって誓うのに相当します。なぜなら、公務員はサラリーマン同様、職業名ではなく、身分を表す名であるからです
 よって、『絶対に公務員になるのだ!』という想いには、『絶対に市役所職員になるのだ!』も、『絶対に国家公務員になるのだ!』も、『絶対に警察官になるのだ!』も、『絶対に国税専門官になるのだ!』も、言葉の意味としては含まれます。実質的にはここに『絶対に国立大学職員になるのだ!』も含めて良いでしょう。
 それで実際に、特に縁を持たない小規模の自治体と、警視庁と、特別区と、国会図書館と、裁判所職員と、皇宮護衛官を、併願するような人が出てきます。『絶対に公務員になるのだ!』という想いがあるのなら当然とも言えましょう。

 ただ事実として、選考を受ける機会の最も多いのは自治体の事務職でしょう。
 そしてこれも事実として、自治体の多くは、優秀な人材を民間企業に採られているという危機感、民間企業でも活躍できるような人材への渇望、それらを持っています
 そしてそして、これも事実として、市役所や都道府県庁において、民間企業を志願している人が自治体事務職を併願しやすいように、いわゆる公務員試験、つまり一次筆記試験を課すのをやめ、その代わりにSPIやエントリーシート選考を取り入れる自治体が年々増えています

 公平にいうなら、自治体がSPIなどを取り入れるとき、単に従来の一次試験と同じ様に扱っている自治体があるのも事実ですが。(つまり、民間のように、SPIを2次や3次辺りの面接と並行して取り入れ、その成績も足切り程度や参考程度扱いにしているのでなく、今までの筆記試験と同様に一次試験として取り入れられ、数倍の倍率が発生するということ。)

 いずれにせよ、多くの自治体が「脱公務員試験」を図っている従来の公務員採用選考から離れようとしているという厳然たる事実は直視すべきでしょう。そのうえで戦略を立てられてはいかがでしょうか。
 もし、あなたが公務員採用選考のために浪人したとすると、次の年にはさらにこういう状況が加速しているように予想されます。
 ならば、こういう自治体向けの対策をしてはいかがでしょうか。

⇒ つづく

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