辛くても耐えられる何か(隠れ志望動機)@面接名言

<スクリプト>

前日の記事の続き)
面接官「正直に申し上げましょう。ウチの仕事はキツイです。世間で言うブラック企業の定義に一部は当てはまると思います。が、全部ではありません。やりがいや待遇において他社に負けない部分もあります。ただ、精神的にかなりタフでないとできない仕事であることは確かです。」

応募者「正直にそうおっしゃっていただければ逆に安心です。」

面接官「それを聞いてもなおウチを志望する理由が知りたい。そこには何か就職先を選ぶ基準があるはずです。既に志望理由は伺っていますので、別の観点から、質問します。」

応募者「はい。」

面接官「あなたがこれから仕事をする上で、どんなに辛いことがっても、この仕事に『これ』があれば耐えられる、その『これ』とは何かありますか。辛くても耐えられる何かです。」

応募者「そうですね。う~ん。試すチャンス、でしょうか。マニュアルから少々外れるやり方でも自分のやり方やアイデアを頭ごなしに否定されない。もちろんマニュアルにも従いますが、私は自分の頭で考えたいタイプですので、機械のように何でも全てマニュアルどおりにやれと言われるのが一番苦しいです。責任は取りますから自分のアイデアを試すチャンスを何回かいただけるのなら、たとえ残業時間が長くても他の何でも耐えられると思います。あ、マニュアル通りにしか仕事をさせてもらえないところ、これが私にとってのブラック企業の定義です。」


<注釈>

 この「辛くても耐えられる何か」というのは、みなさんよく考えていただきたい。
 どんな仕事も辛いものです。でも何かがあるから耐えられる。もちろんそれは、家族のためとか、そういう仕事以外のことも考えられるでしょう。
 しかし、就職活動中は、まさに職に関する活動なのですから、働く中で自分は何があれば充実するのか、何があれば辛い仕事も忘れられるのか、このスクリプトの応募者の共感できるのなら、そのまま使っていただいてよいですが、みなさんも自分なりに見つけておいた方がよいかと思われます。
 それがあなたがもつ志望動機の核心となるでしょう。意外に思われるかもしれませんが、言われてみれば「辛くても耐えられる何か」があるから働き続けられるのであって、それが「志望動機」でなくして一体何でありましょう。ある意味「隠れ志望動機」とも言えます。

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