就職活動の戦略は直接質問される@面接名言

<スクリプト>

面接官「君は就職活動に対して、どのような戦略を立てたの?」

応募者「はい、一番最初に自分の出身大学の過去の就職先を見ました。詳しい就職先データをキャリアセンターで手に入れて、その後、大学に直接求人を出していたり説明会を開いたりしている企業さんをリストアップしました。そして、募集人数の多いところを選考の日程順に並べました。」

面接官「え、業務内容とかは見なかったの?」

応募者「もちろん拝見しました。ただし、それは次です。」

面接官「ん?次?」

応募者「はい、そのリストから応募先を決めるのですが、その際に業務内容などをチェックします。そこで基準にしていたのが、業務内容そのものというより、その企業に自分は貢献できるところがあるかどうかで判断しました。つまり、エントリーシートを読んでいただいた方に、納得してもらえる志望動機が書けるかどうかで決めました。」

面接官「それって、志望動機が書けそうかどうかで応募先を決めたってこと?」

応募者「はい、私は自分の好き嫌いや興味本位でしか志望動機の書けなさそうなところや、あれしたいこれしたといった希望でしか書けなさそうなところは、そもそも相性がないと判断して応募しませんでした。あくまで自分の持っている実力で仕事に貢献できると説得できるかどうかで選びました。」

面接官「君は珍しいね。普通は自分のやりたいこととか向いていることとかを考えるものだけど。」

応募者「私も考えました。ですが、まずは自分の都合より現実に向き合わないと、と考えました。」

面接官「それが、この戦略を採った理由?何で、こういう戦略を採ったの?」

応募者「はい、それは私には業界や企業と選ぶ余裕なんてないからです。未熟な私が自分から企業との相性を探るなんてしてはいけないと思いました。私の先輩たちでも六ヶ月以上の就職活動で100社エントリーして、内定を獲得したのが1社だけという方も随分いました。それを見て私は、自分が認めてもらえる確率の高い企業を応募先として選びました。」


<注釈>

 『戦略』という単語を使われると身構えてしまうかもしれませんが、要はあなたが今真剣に取り組んでいる(はず)の就職活動をどのような姿勢で遂行しているのか、採用側はそれを知りたいわけですね。
 なぜなら、自分の将来を決める大切な活動ですら、きちんと「仕事」のできない人が、ましてや自分を含めた組織全体の「仕事」に、貢献できるとはとても思えないからです。
 採用側は、きちんと「仕事」して組織に貢献してくれる人材を求めているから、募集をかけるのです。あなたの夢や希望、自己実現や生活のために募集をかけているわけではありません。そこはお忘れなく。
 ということで、このスクリプトの応募者がとっている戦略は、その背景に「自分の感情や都合より、相手の要求や現実に合わせる」という考え方があります。それは、また別の機会に詳述しましょう。

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饗庭 悟 : AEBASATOL

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