第一志望非在論(8)

 (7)の続き。
面接官「うん、君の言いたいことはよく分かったし、今までのやり取りで君がウチに必要な人材だということもわかった。」
応募者「ありがとうございます。恐縮です。」
面接官「だから、君に内定を出したい。しかし、内定を出したら君が確実にこちらへ来てくれるという確信がもてなければ内定は出せない。」
応募者「評価してくださり本当にありがとうございます。内定の際に頂く内定理由に疑問が無い限り、こちらへお世話になります。」
面接官「ん、内定理由に疑問が無い限り、ってどういうこと。」
応募者「自分が安心して身を預けることのできると納得できる評価が頂けるところで働きたいということです。」
面接官「わかった。では、君が納得できる評価、君が評価されたいところとはどういうところ。」

 (6)(7)と以上の問答をまとめておこう。基本のスタンスは、

・ 御社が第一志望であると主張する。
・ 具体的にマッチングを列挙して第一志望であることを力説する。
・ 内定を複数獲得するまでは第一志望という概念は無意味という自分の考え方を表明する。
・ 最終的に入社する先は頂く内定理由で判断する姿勢を表明する。


となる。
 特に「頂く内定理由で勤め先を決定する」という物言いは、単に面接での有効な応答というだけでなく、本当に君が最終的に自分の身を預ける勤め先を決定するのに有効な考え方であると言えよう。君に下される謂わば「最初の」評価に緻密さが欠けるようなら、今後そこで働いても納得した評価を頂ける可能性が低い。そういうところで組織の仕事・従業員に対する姿勢が表れる。

自分に内定を出す理由を自分は重視している

そのように君の入社を「志望する理由」を問い質すことをハッキリ相手に伝えるべきだ。相手も君の志望理由を問うてきたのだから。
 なお、以上の問答の最後にある質問に対して、君は自分の評価されたいポイント=自己PRをしっかり行っておくべきであろう。

 その問答だが、これは面接官がまだ親切な方の事例だ。残念ながら、もっと意地悪で厭味な面接官は沢山いる。そもそも面接官としての技術が未熟な面接官も沢山いる。そういう人たちに対して何と応答するかは(9)で考察しよう。

(9)
(7)
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饗庭 悟 : AEBASATOL

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