面接入試対策講義レジュメ

〔 推薦入試面接対策講義 〕

☆講義のまとめ

<1>高校生としての「本業」であなたなりの工夫をアピール。
<2>志望学部に関する学問の「独自学習」をあなたの行動実績に。
<3>勉強以外の活動も含めてあなたのタイプを明確に。




☆志望動機について

志望動機は基本の型として4つの文で構成する。

【1】君の関心と、それに関する行動実績(つまり☆講義のまとめの<2>)
【2】志望大学・学部の特長の中であなたが注目したポイント
【3】上記1.と2.が一致したので『貴学を志望します』と宣言
【4】入学が叶えば取り組んでみたい勉強


 志望動機は書くのであれ口頭でのべるのであれ、スンナリ発表するには以上の4点の整合性が鍵となります。

 その整合性を持たせるためにも、また大学側を「口説く」説得性を持たせるためにも、一番大事なのは行動実績、つまり☆講義のまとめの<2>であることを忘れてはなりません。口だけで行動が伴っていない人は大学側も信用できませんからね。




☆あなたなりの回答を整えておくべき想定質問

 大学によっても違いますが、面接は短ければ10分であなたという人物が判定されるわけですから、あなたがその大学の学生にふさわしい若者であることを能率的・効果的にアピールしないといけません。

 そのための軸となる「あなたの言葉」は、講義でも問いかけたこの質問に対する返答に集約されます。

質問
倍率が発生する中、他の受験生を差し置いて、本学が「あなた」を合格にすべき理由は何ですか。



 これらの質問をきっかけに、
これだけはどうしても大学側にアピールしておきたいということ best 3
を、表現も整えて用意しておいてください。

 ただし、その3つは必ず順位をつけておき、基本的にはその第1位のみをアピールするつもりで考えること。講義で説明したように、「聞いている面接官側の心理」を考えれば、アピールポイント第1位ひとつで、他の受験生との差別化を図ったほうが、印象に残りやすいものです。
 そのためにも講義で繰り返したように、「適度な具体性」をもつ言葉を用意してください。

 ところで、このHPで私が推奨している対策法は非常に面倒な作業ばかりです。しかし、これは何にでもいえることですが、「生き残る」ことを望むのでしたら、やはり十二分な準備を、時間と労力と思考を惜しまず、行うことが必要となります。将来がある程度かかっているのですから、準備しすぎるなんて事はありません。
 ですから、面接本番ギリギリまで、行動実績を積み、差別化できる言葉を追い求めてください。


 それでは以下に質問例を挙げておきます。11問あります。

1『この学部・学科を志望した理由を教えてください。』

2『他校ではなく、なぜ本学を志望したのかを教えてください。』

3『本学のオープンキャンパスには参加されましたか。参加された場合はその感想をお聞かせください。』


 あなたの、この大学への関心度をはかる質問群です。
 上記☆志望動機についてを参照してください。
 確実に合格したければ、相手大学のリサーチは細かく行うこと。この大学に入学したいと証明するには、それが本気であることを証明するための行動実績が必要です。恋愛と同じで、本気で好きなら相手のことを知ろうとするはず。本気であることを証明する行動実績とは、独自の大学訪問や徹底したHPの読み込み、そういったリサーチという名の行動実績のことです。

 2については、他の大学にない相手大学の長所を探して指摘したいところ。志望大学だけでなく他の大学のパンフレットも横に並べて研究してください。

 3について。オープンキャンパスに参加している場合は☆志望動機についての【2】と同じく注目したポイントを挙げてください。

大学側が指摘されて喜びそうなポイントはどこか
他の受験生はあまり言わないだろうなというポイントはどこか


この2つの基準で回答を作成してみてください。
 参加していない場合は、『日程の都合で行けなかった。非常に残念だった』とか、『オープンキャンパスを開催している頃はこの大学の魅力にまだ気付いていなかった。とても後悔している』とか、一応の返答は考えられます。
 しかし、オープンキャンパスに参加しなくても、大学の訪問はいつでもできますし、大学によっては事前に電話でアポイントメントさえ取っておけば、いつでも大学を案内してくれます。志望度が高いのなら、そしてまだ一度も行っていないのなら、『オープンキャンパスには残念ながら参加できませんでしたが、わたし個人でこの大学を訪問し、いろいろとお話を伺わせていただきました』と言えるよう、訪問してください。


4『入学後、どんなことに力を入れたいですか。』

5『志望する学部・学科の勉強で特に興味のある事柄は何ですか。』

6『卒業後はどのように活躍したいですか。』


 あなたの未来について質問群です。
 4について。この質問をはじめ、どの質問でもできるだけ具体的に細かく語れるように。目安としては一つの回答に対し、面接官から「具体的には?」と2回突っ込まれても答えられるように。

 5は、大学のパンフレットを熟読して、受けてみたい講義・ゼミを2~3つピックアップしておくと良いでしょう。

 6。本来なら回答として『私にとって肝心なのは「何をしたいか」ではなく、「何が出来るか」です。これから多くのことを学ぶでしょうから、4年後の私は今とは違った意見や能力をもっているでしょう。したがって卒業後は予測不可能です。」と言ってやるべきところです。
 まぁ、それはともかく、この質問には普通になりたい職業を言っても良いし ( ただし志望学部と関係あるもの )、抽象的に答えても良いでしょう。たとえば『今は明確にこうしたいというものはありませんが、とにかく自立した大人になりたいです」など。


7『高校生活の出来事で一番心に残っていること何ですか。』


 あなたの過去に関する質問です。
 講義でも説明できるかもしれませんが、一応再度述べておきます。
 この質問に対して、ただの思い出話を言わないように。「自分はこういうことに喜びや感動を覚えるタイプなんですよ!」ということが示されるようなエピソードを言ってください。
 そして、そのエピソードは何か特別なイベントでなくとも構いません。例えば「毎日、学校の花壇に水をやって花の成長を見続けた」といった日常的なことでもよいのです。
 いずれにせよ、自分の意思で何か課題・目標を決め、それに向かって頑張った、コツコツやった、というような話題をチョイスしてください。この「自分の意思で決めた」というのが肝心です。魅力的な人材とは、それが出来る人だからです。

 この質問は『心に残っていること』になっていますが、もし『頑張ったこと』となっている場合は、勉強のことを一番に言えるようにしてください。他のことを述べるにしても、そこから得た「気付き・学び」、それを大学生活にどう応用するかを述べられるよう、返答を作成してください。

過去の出来事
  ↓
・あなたのタイプ
・あなたの気付きや学び
  ↓
大学生活にどう活かすか


この流れです。


8『あなたの性格の長所と短所を教えてください。』

9『趣味・特技は何ですか』

10『最近、関心をもった出来事は何ですか。それについてのあなたの考えも教えてください。』

11『最近読んだ本と、その感想をお聞かせください。』


 あなた自身に関する質問群です。 
 8。長所は、講義の自己アピールの仕方でも言ったように、あなたの話を聞いている側が具体的にイメージしやすいように表現します。
 短所は能力面と性格面のうち、本来なら「頑張れば克服できる能力的なもの」を言うべきなのですが、この質問のように『性格』について問われたなら講義で紹介した「鉄板ネタ」を使っても良いでしょう。

 9について話題をチョイスする基準を言うなら、『趣味』は「好き・嫌い」の軸で決まるもの、『特技』は「上手い・下手」の軸で決まるもの。下手でも(またはよく知らなくても)好きなら趣味、好きでなくとも上手いのなら特技、となります。
 もちろん、この二つを無理に分ける必要もありません。趣味であり特技であるでも結構です。ただ特に趣味・特技がないのなら、無理して答えず、「今までは特にありませんでしたが、○○学部を志望しておりますので、△△を趣味(特技)にしようと考えております」と、志望学部に絡めて前向きな回答(これはいつでも大事。特に答えにくい質問には!)を用意しておくべきでしょう。

 10は、志望する学部・学科に関することを述べるのが基本。『最近、関心をもったニュースは何ですか』という質問なら、あなたのお住まいの地域のニュースを取り上げるのも一つの方法です(むろんテレビで見たニュースも可能)。
 そして『あなたの考え』ですが、こういうときは無理に自分だけで考えず、身近な大人と話をしましょう。そこで得た大人の意見を自分の意見として取り入れるのです。これはズルイことではありません。学ぶということは大なり小なり、自分より優れた人の意見を取り入れて真似るということですから。

 11は答えられた方が良いです。なにせ大学という「学問をするところ」にいくのですから。図書館・図書室に足繁く通った方がよろしいのでは。今からでも遅くはありません。読書の習慣を身に付けてください。
 既にその習慣がある人も、挙げる本は慎重にチョイスしてください。講義でも述べた「話題のチョイス」は本当に大切です。あくまで「私はこの大学に入ったら、他の人よりもたくさん勉強するよ」ということを示すことができる話題や読書経験にしてください。


 以上の事柄であなたに話すネタ、話題が無ければ、講義でも述べたように

今から創る

 ことになります。
 今からでも遅くはありません。若者に遅すぎる反省など無いのです。本番直前でも構いません。たとえ1ヶ月でも1週間でも1日でも、行動すればそれは立派な行動実績です。読書も勉強もそうです。やってこなかったことを反省してスグに行動へと移した若者を大学側が評価しないなんてことがあるでしょうか(いや、ない!必ず評価される)。

 だから、この講義をきっかけに動いてください。既に動いている方も、油断せず、『一生懸命に勉強したことを、どう表現したら大学側に伝わるか』を考え抜いてください。あなたがどんなに真面目な人でも、それを表現することに失敗したら大学側に伝わらないのです。そのことを十分認識してください。
 いずれにせよ、真面目に全力で生きる人間は、大学にも社会にも認められて、「生き残る」ことが出来ます。この受験をきっかけに、そのことを強く意識して、生き残ってください。私の講義を受講してくれた全ての皆さんの合格を祈念します。



※合格・入学の際に、もし皆さんがこちらへ報告してくれたら有り難いです。そしてもう一度「質問があれば遠慮なくどうぞ」と言っておきます。合格前でも合格後・入学後でも、たぶん何かのお役には立つと思います。


※また、このレジュメは講義前に講義内容を想定して書かれてあります。実際の講義は学校やクラスの雰囲気で、内容を変更したりもします。そのため、上記の文章で意味不明のものがあるかもしれません。その場合はお尋ねください。講義で言いそびれた事柄を補足します。


いずれにせよ、何か饗庭に言いたいことがありましたら、
aebasatol@yahoo.co.jp
へ、お気軽にメールを送ってください。ただし件名に、高校名、お名前、この2つの記入はお忘れなく。
 メール、お待ちしております。 
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饗庭 悟 : AEBASATOL

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