長崎県立波佐見高校:小論文講義

わたくし饗庭が担当する波佐見高校の小論文講義は最終週の一回のみで、しかも50分という短時間ゆえ、この記事にて補足しておく。質問などがあれば下記のメールアドレスへお願いする。寄せられた質問への回答はこのページにて随時更新する。もちろん質問者の氏名は非公開。場合によっては個人宛に回答する。

 【 質問先 aebasatol@yahoo.co.jp 】



以下、
○講義のまとめ
○参考書の選択の仕方
○今後の学習の展開
と3項目を述べていく。

 ☆ 講義のまとめ ☆

(構成)論題で質問されていることに直接答えた君の意見(=結論)を冒頭に書く。

(内容)自分が述べようとしている意見は他の人も考え付きそうなことかを常に意識する。他の人も思いつきそうなことは出来るだけ述べない。ライバルと差別化を図るべく、自分の頭の中で3番目・4番目に思いついたことを書く。

(勉強法)自分が受験する学部に関する学問的な知識を集める。その際、必ず自分の意見も一言添えるようにする。そのための小論文ノートをもつ。書く練習は後からでも構わない。



 ☆ 参考書の選択の仕方 ☆

小論文の参考書として最も有名なのが樋口裕一氏の著した一連の参考書。本当に沢山種類が出ているのだが書店で一番見かけるのが

『小論文これだけ!』

というシリーズだ。『超基礎編』から始まって『人文・情報・教育編』など様々ある。もちろん、このシリーズ以外でも構わないのだが、購入する際は

(1)自分の志望学部にあったもの
(2)小論文に書くネタが多く載っているもの(つまり、小論文の書き方ばかりが載っている参考書は要らないということ)

を選ぶように。


なお、小論文を書く前提となる(いや、小論文とは無関係の諸君にも)大学・学部選びの参考になる書籍として以下のものを挙げておく。現在、数多く出版されている大学ガイド本の中で、最も信用が置けるものである。

『 時間と学費をムダにしない大学選び2014 - 最辛大学ガイド 』石渡 嶺司・山内 太地 (著)



 ☆ 今後の学習の展開 ☆

講義でも申し上げたとおり、まずは小論文に書く内容、つまり

(1)知識(特に学部に関するもの)
(2)君の意見(できるだけ思考を重ねたうえでの)


を貯めていくことが、小論文学習の大勢を占める。
その次に、いやそれと並行して学習すべきは、

(3)接続詞・指示語の使い方

である。小論文の流れを決定するのは、これら「つなぎの言葉」だ。一度、接続詞などの用法(逆接とか因果など)を整理しておくこと。
その後、何も特別な勉強をする必要はない。日常の言葉遣いのレベルで意識して接続の言葉を磨いていくようにする。日常の言葉遣いのレベルで意味が通じない日本語を使っていては小論文など書けるわけがない(ついでに面接もパスするわけがない)。書く前に話すレベルで分かりやすく説明する訓練をすることだ。

さらにどうしても避けて通れない勉強がある。それは

(4)現代文の読解力を磨く

訓練だ。なぜなら、ほとんどの小論文問題はある文章や図表を読んでもらって、そのうえで意見を述べていくスタイルを取っているからだ。
つまり、大学側が提示した資料に合わせて君の意見を述べることが要求される。

いくら、(1)志望学部の学問に関する知識があっても、(2)よく考えた意見を沢山もっていても、(3)接続詞などの使い方が論理的でも、独りよがりの意見を一方的に書いてくる若者は大学にとって「入学させたくない子」ということだ。

以上、小論文について簡単な補足を申し述べた。今は細かいテクニックを磨くよりも、大学側が君に要求していること(つまり『もっと様々なことを勉強して!』ということ)に合わせて日々を過ごすように。さすれば、より良い形で生き残ることが出来よう。波佐見高校にて受講してくれた若者の幸運を祈る。生き残れ!


プロフィール

饗庭 悟 : AEBASATOL

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