ローテーション法

※この記事の全文は有料である(動画アリ)。ここでは冒頭部のみ公開する。
公務員試験最優秀学習戦略
ローテーション法

※このローテーション法は、饗庭が行った助言の中で最も支持率の高い戦略である。それは、この方法論が『勉強は一日○時間、週に○時間』といった理想論かつ表層的な方法論でなく、受験生の苦悩に根差した現実的な戦略であるからだろう。もし、あなたが、本気で生き残りたいのなら、一読すべきだ。

A ≪ 序章:公務員試験受験生の現実 ≫

 公務員試験の受験生は忙しい。それは、単に多くの科目を行わなければならないという忙しさだけではない。一部の浪人生を除いて、受験生は学生か(非正規も含む)就労者だ。学生・社会人はヒマではない。大学の勉強もある。サークル活動もある。経済的事情から長時間のバイトを余儀なくされている人もいる。もちろんフルタイム・ワーカーで残業している人もいる。
 付き合いにも時間を取られる。友人だけでならまだしも、それなりの年齢になれば様々な人との付き合いも必要になってくる。そして、何より恋愛がある。これは、直接受験勉強に影響を与える場合もあるが、未成年の恋愛と違い、人生設計の方に直接的な影響を与える。「二人の人生」となると、志望先も熟慮せざるを得ない。これにも時間を取られる。
 志望先といえば、民間の就職活動もしないといけない。あまり言及されないが、公務員試験の受験生であるということは、それなりのリスクを背負っている。民間に比べて、志望先、そしてそもそも受験機会が少ない。選考の期間が長いうえに、民間よりも時期が遅い。公務員試験受験が、何の責任も負わない未成年が行う「大学受験」ではなく、責任を負う大人が行う「就職活動」であることを思えば、それらリスクを直視し、民間にも目を向けねばならない。
 昨今は公務員でも、人物重視なのでエントリーシートも練らないといけないし、面接対策・討論対策も十二分に行わないといけない。これについては民間対策も兼ねるので、時間をとられる、という意味では問題ない方だろう。
 ただこう考えると、択一試験の勉強だけでさえ忙しいのに、生きていくに必要な活動があまりに多いので、大学受験以上の上手な時間のやりくりが必要になってくる。

 ところが、ほとんどの公務員志望者が、大学受験時以上のスケジュールの工夫をしてはいない。それどころか、相変わらず今までの受験時の失敗を繰り返している。
 その失敗は2つに大別される。
1)時刻でスケジュールを決めている。
2)問題数でノルマを決めている。

 まず、1)。よくある公務員志望者のスケジュールの立て方はこうだ。『まず朝9時から判断・数的推理をやって、11時から憲法をやる。昼ごはんの後、月・水・金は世界史を、火・木・土は地理を、・・・・・夜8時から経済原論をやって、余裕があれば10時から文章理解』といったような具合だ。こういう風に立てた予定がすぐに破綻するのは目に見えている。それは小学生の夏休みの計画以来、ずっと繰り返していることだ。ましてや先述の通り、勉強以外の生活の要素が就活生には山ほどある。予定通りに事が運ぶことは絶対にない。あなたたちはそんなにヒマではないのだ。なのに、すぐ破綻する計画を予定通り破綻させて自己嫌悪に陥り、そして間に合わないと焦る。これを「自分で自分の首を絞める」という。自虐的では、この戦いには勝てない。
 次に、2)。よく、『毎日、判断推理を5問、経済を5問解く』といった予定の立て方をする人がいる。だが、これも問題の難易度によってはすぐに破綻する。とくに学習の初期段階では、自分にとって難しい問題が多いのでなかなかノルマどおりにはこなせない。いやもっといけないのは、仮に経済原論5問というノルマをこなしたとしても、それらの中に難しい問題が入っていれば、経済原論だけで相当の時間を食ってしまう。エネルギーもかなり消費する。そうなると、経済はいいが、他の科目を勉強する時間がなくなってしまううえに、その他の科目も、明日行う経済もやる気を失わせてしまう。『また昨日みたいになかなか終わらないのか』と思うと憂鬱で心が重くなる。これも自虐的だ。なぜ、そんなことをするのか。自分をいじめてどうする。自分で自分自身を調子に乗せないで、誰が調子に乗せてくれる。
 いや、実はもっと深刻な問題がある。それは、そもそも以上のような勉強の仕方を出題する側が望んでいないということだ。後に詳しく示すが簡単に言えば、出題側は「難しい問題を正確にこなす力」ではなく「できそうな問題を数多くこなす力」を要求している。2)は、「公務員試験の趣旨の根本」から外れていることになる。また、1)も勉強する科目が偏りがちになる(午前の予定はスケジュールどおりに行くが、他は中止してしまうことが多くなる)ので、「ゼネラリスト」を求めている相手(出題者)の要求に反していることになる。

 公務員試験の受験生は忙しい。それは何より、己の抱えている「現実」と格闘しつつ、「相手(=出題者=公務員=採用者)の膨大な要求」に答えなければならないところだ。己の置かれている状況を思えば、『(択一試験の)勉強は一日平均6.5時間、週に40時間以上。数的などの重要科目は毎日コンスタントに』という話は、多くの受験生にとって現実的ではない。また、相手の要求を思えば、各科目を偏りなく取り組まねばならず、憲法・経済や推理系が重要科目だからといって、そればかりはやっていられない。

 ここで紹介する<ローテーション法>は、

就活生は忙しく、不確実な要素も多いため、毎日順調に勉強することはできない

ということを前提にした戦略である。また、

就活生はプレッシャーが半端ではないので、少しでも精神的な負担をやわらげる

ことを目指した戦略である。さらに、相手の要求することに答えるために

相手からの数値化された要求を根拠に、受験に必要な科目<全て>を<バランスよく>勉強する

ことのできる簡便な戦略でもある。
 以下、このローテーション法を紹介(B章)し、実際にローテーションを組んでみる(C章)。このローテーション例が最も大切なので、よく理解して自分用のローテーションにアレンジして欲しい。このローテーション法はどんな試験にも使えるが、この公務員試験対策(択一のみ)ではどのようにこなしていくべきかを次に述べる(D章)。そして、これらの方法論が如何に有効かを、採用する相手側の証言をもとに示していく(E章)。


index
A 序章:公務員試験受験生の現実
B ローテーション法の概要と効果
C ローテーションの組み立て方
 ?ローテーション配分例:府県庁・市役所(一般行政系・事務系)が第一志望の場合(付 公安系などの配分例)?
D ローテーションをこなすための勉強法
E 相手の求めているもの
F Bonus Movie : Live
G 終章:最善の方法



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